この演奏はどうでしょうか。 「新世界」とは作曲当時の視線からみたアメリカ(大陸)のことです。「より」と書いてあるので私は子供の頃はてっきり交響曲の「抜粋」のことかとしばらく勘違いしていました。アメリカの音楽院の院長として滞在していた間に作曲されました。 一楽章、ゆったりとしたテンポで細身の響きがします。ffでも控え目で爆発するようなことはありません。 一楽章、静かで柔らかくとても滑らかな序奏。とても雰囲気のある第一主題。第二主題もとても滑らかです。カラヤンについてよく言われる「表面を磨き上げた」と言う表現がぴったりな実に美しい演奏です。テンポの変化はありますが、大きく歌うことは無く、ディテールを崩すようなことはありません。, 二楽章、速めのテンポで柔らかいイングリッシュホルン。弦の弱音はとても美しいです。中間部は作品の持っている寂しさをとても良く表現しています。クライマックスでは屈託無く鳴り響く伸びやかな金管が気持ち良いです。, 三楽章、濃厚で密度の濃い色彩。刻み付けるようなザクザクとした演奏です。一回目のトリオは少しテンポを落とした伸びやかに歌います。二つ目のトリオもゆったりとして奥ゆかしい表現です。, 四楽章、艶やかな第一主題。シンバルはクラッシュ・シンバルでした。この部分は他のパートがpやppなのに対してシンバルだけがmfなので楽譜通りならばもっと強くても良いのではないかと思います。起伏の大きな表現です。金管はかなり明快に鳴ります。, 濃厚な色彩と質感で滑らかで美しい演奏でした。かなり洗練されていて田舎っぽい哀愁はあまり感じさせませんが、非常になめらかで美しい演奏は抗し難い魅力がありました。 一楽章、静かで動きの無い序奏。速めのテンポの第一主題。あまり強弱の振幅は大きくありません。速いテンポを基調にしていて、ちょっとせわしない感じがあります。哀愁に浸るような余裕を与えてくれません。, 二楽章、あっさりとした主要主題。中間部も速いテンポであっさりとしています。チェコpoの伝統的な哀愁に満ちた演奏とは縁遠い感じで、感傷的になることは全くありません。, 三楽章、勢いのある主要主題。テンポも速いです。淡泊な一つ目のトリオ。テヌートで演奏される二つ目のトリオ。軽快に舞うような雰囲気が失われているような感じがします。, 四楽章、第一主題もテヌートで演奏されるので、この曲の普通のイメージとは違います。シンバルはクラッシュ・シンバルでした。テンポが速く収まりが悪い感じです。テンポが速いのにテヌートなのが原因のようです。なぜテヌートなのか理解できません。, 速いテンポで哀愁や感傷に浸るような演奏ではありませんでした。表現はとてもあっさりとしていて、テヌートを多用するので、とても違和感がありました。 音の角が立ったこないので、とてもマイルドな「新世界」です。, これだけマイルドでしなやかな演奏ははじめて聴きました。小沢のCDはなかなか良い演奏に巡り合うことが無かったのですが、この演奏はすばらしい。, ★★★★★ ドヴォルザークがアメリカから故郷を思って書いた作品に込められた、郷愁が自然と表現されていてボヘミアの香りを十分感じさせてくれます。 また、書誌データの一部は「BOOKデータベース」(著作権者:(株)トーハン/日本出版販売(株)/(株)紀伊國屋書店/日外アソシエーツ(株))の情報です。, ドヴォルザーク:新世界より、コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ、スメタナ:モルダウ トスカニーニ&NBC響, 交響曲第8番&第9番『新世界より』 クーベリック&ベルリン・フィル(SHM−CD), Sym.9, Carnival Overture: Reiner / Cso +smetana, Weinberger, ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界』、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 ジュリーニ&シカゴ響, Piano Concerto, Sym.9: S.richter, Smetacek / Prague.rso, 交響曲第7、8、9番、スメタナ:『わが生涯より』(管弦楽版) セル&クリーヴランド管(2CD), 交響曲第9番『新世界より』、『自然の王国で』、『謝肉祭』 アンチェル&チェコ・フィル, ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、スメタナ:『モルダウ』 アンチェル&チェコ・フィル, 交響曲第9番『新世界より』、弦楽セレナーデ クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団(1980,77), ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、マルティヌー:交響曲第2番 P.ヤルヴィ&シンシナティ響. 終盤の畳み掛けるようなテンポもすばらしい。直後のクラリネットのソロはゆったりとして、そのあとも少しテンポが動いて、すごく音楽的で人間的な暖かみのある演奏でした。, ★★★★☆ この演奏のシンバルは曲の雰囲気を壊さずに、しかも存在感もあるすばらしい一発でした。, 私の尊敬する打楽器の先生も「あそこはクラッシュに決まっているでしょう!」と言っておられましたが、私はクラッシュで叩く勇気はありませんでした(^ ^; 朗々と歌うフレーズの長い歌もすばらしい。, 三楽章、ティパニの強打も気持ち良い。ウィンナホルンのビービー言う音もとても合っています。 一楽章、即興的なテンポの動きがあるようで、音楽的な演奏です。歌も心がこもったもので、聴きながら一緒に音楽ができるような良さを感じます。 一楽章、非常に哀愁に満ちた響きで開始しました。音楽の振幅も大きくスケールの大きな音楽です。 このリンクをクリックすると音源の再生ができます。, ★★★ ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」op.95 名盤 2009.07.11; ドヴォルザーク「新世界より」の愛聴盤 カレル・アンチェル他 2008.09.04 「新世界より」&「我が祖国」 素晴らしいアナログ盤ふ … 一楽章、とても哀愁を感じさせる序奏。ホルンはゆっくりと演奏しました。木管も静寂感があって美しいです。途中にアクセントがある独特の表現の第二主題。金管は激しく咆哮しますが、とてもスマートな演奏です。, 二楽章、間接音を含んで柔らかいイングリッシュホルンの主題。寂しさが溢れる中間部。とても雰囲気のある演奏で、哀愁がにじみ出てきます。クライマックスは速いテンポになりましたが、溢れ出すような金管がとても豊かでした。そこからテンポを次第に落として主題につながる変化もとても良かったです。, 四楽章、かなり余裕のある第一主題。シンバルはクラッシュ・シンバルでした。第二主題の後は生き生きとした表現です。フレーズの切れ目が無く、次から次から被さってくるように音楽がつながって行きます。ゆっくりと粘りのあるコーダ。, 哀愁を感じさせる表現とフレーズが途切れない息の長い音楽。三楽章ではシャイーのリズム感の良さも感じさせました。なかなか良い演奏だったと思います。, ★★★★★ 一楽章、とても弱く、そっと演奏される序奏。ホルンの動機は大きく入りました。激しく歌う第一主題。激しく感情の表出が凄いです。第二主題も良く歌い起伏に富んでいます。繰り返しは無しです。強奏へ向けてテンポを煽るように駆り立てます。息つく暇も与えないようにどんどん音楽が押し寄せてきます。これまで、この曲のイメージとして持っていたアメリカから故郷のボヘミアを思う郷愁に満ちた音楽のイメージとは違う面を聴かせてくれました。, 二楽章、冒頭もかなり大きくダイナミックの変化がありました。イングリッシュホルンのソロも歌います。主題が弦に引き継がれる前のトランペットも強烈でした。テンポも大きく動きます。中間部もよく歌われます。テンシュテットの内面から湧き上がる音楽を包み隠すことなくストレートに表現しているようです。トゥッティでは思いっきり良くブラスセクションが吹き鳴らされます。, 三楽章、ダイナミックで登場する楽器が一つ一つ浮き立っているようなコントラストの鮮明な演奏です。一音一音に魂が込められたような音に力が感じられます。一つ目のトリオの手前はテンポを大きく動かしてダイナミックの変化も大きく付けて積極的な表現です。, 四楽章、凄く強いアタックで開始されました。そしてテンポを煽り第一主題の前にティンパニが大きくクレッシェンドします。トランペットがかなり強く演奏しています。凄く激しい演奏です。mfの指定があるシンバルはほとんど聞こえませんでした。少し穏やかになった第二主題もヴァイオリンが入るあたりからかなり動きのある演奏になります。展開部に入っても起伏の大きな演奏は続きます。第一主題の再現も激しい。第二主題の再現も始めのうちだけ穏やかですが、すぐに激しい表現になります。テンシュテットは何かにとり付かれたような、そんな感じさえもする異様な演奏です。最後の盛り上がりもトランペットが強烈に演奏します。, テンシュテットの感情が強烈に表出された、もの凄い演奏でした。この曲の王道を行く演奏ではないかも知れませんが、テンシュテットの気迫に圧倒される演奏でした。, ★★★★★ 一楽章、とてもゆっくりと感情を込めて演奏される序奏。強烈なティンパニ。明晰でとても力強い演奏です。提示部の反復がありました。明るい響きで田舎臭さや哀愁はあまり感じさせません。明るく伸び伸びと鳴り響くトゥッティ。, 二楽章、この楽章もゆっくりとしたテンポの序奏です。暖かく息の長い主要主題。とても安らかでこころが開放されるようです。清涼感のある響きですが、色彩感も豊かです。大きく暗転はしませんが、薄暗く少し温度が下がる中間部。オーボエが入る前にはテンポが止まりそうになりましたがクライマックスは一気に聞かせそして次第にテンポを落として再び主要主題とつながって行きます。このテンポの動きはとても自然で音楽にどっぷりと浸ることができます。, 三楽章、生々しく生き生きとした主要主題。ザクザクと刻み付けるように鮮烈な演奏です。一つ目のトリオもとても動きが活発で、色んな楽器が活動的に動きます。楽しげに舞うような二つ目のトリオ。硬いマレットでバチーンと決まるティンパニ。とても爽快です。, 四楽章、抑え気味で軽い第一主題。そのあと僅かにテンポが遅くなりました。シンバルはクラッシュ・シンバルでした。最初、この部分のシンバルはサスペンド・シンバルじゃないと雰囲気を壊すと思っていましたが、こうやっていろんな演奏を聞くとクラッシュ・シンバルがとても良いと思うようになって来ました。コーダの盛り上がりは物凄く速いテンポでした。, とても大きくテンポが動いて聞き手の感情に寄り添うような演奏でしたが最後のコーダの盛り上がりはちょっと速すぎる感じがしました。明晰な響きと力強い演奏もとても良かったです。 新世界の方が新しい分だけ優位では ありますが、66年の第8もステレオになってから十分に安定した頃で、全く問題がありません。 Vaclav Neumann Czech Phiharmonic Orchestra ♥ ♥ このリンクをクリックすると音源の再生ができます。, ★ 一楽章、序奏から哀愁が漂います。ビブラートを掛けたホルン。かなりデッドな録音でオケが近いです。作品自体が美しい旋律を多く持っていることもありあまり大きな表現はありませんがテンポを速める部分が何度かあります。コーダもかなり速いテンポになりました。, 二楽章、速いテンポであっさりと演奏されるイングリッシュホルンの主題。中間部も速めのテンポであまり暗転しませんが哀愁は感じさせます。さすがにお国物ということもあってツボはしっかりと押さえています。, 三楽章、力強い主要主題。一つ目のトリオは木管が強すぎるようなきつい響きになります。音楽の起伏はかなり大きいです。, 四楽章、第一主題はテンポが速く少しアンサンブルが雑な感じがします。シンバルはサスペンド・シンバルでした。第二主題に現れるチェロは柔らかく豊かです。かなり金管が激しく演奏します。, 基本的には少し速めのテンポですが、正統な演奏でした。ただ、デッドな録音であまり美しい響きを聞くことができなかったのは残念です。 寒色系の響きが印象的です。, 二楽章、ボヘミアの雰囲気を伝えるような演奏ではなく、純粋に楽譜を音に替える仕事をしているような演奏です。 初めてドボルザークを聴く方におすすめな作品と名盤 ドボルザークの交響曲から演奏機会の多い3作品をピックアップ ・交響曲 第9番 ホ短調 Op. 一楽章、祈りにも似た静かで丁寧な冒頭。清涼感があって爽やかな響きが印象的です。強弱の変化も音楽の流れに合わせてとても自然です。このシリーズ全体に共通するところですが、金管の位置が少し遠く、音色的には強くなっているのですが、実際の音量としては少し届いて来ない感じがあります。最後少しテンポを上げて終りました。, 二楽章、羽毛で肌を撫でられるような繊細な表情の弦。積極的な表現で郷愁を感じさせる演奏です。, 三楽章、かなり速いテンポです。西欧風の主題の音符の扱いが独特です。テヌートを多様した表現です。, 四楽章、この楽章もかなり速いテンポです。ホルンとトランペットの第一主題に続く弦がテヌートぎみに演奏しました。シンバルはクラッシュシンバルです。続くクラリネットのソロや合いの手に入る弦の表情もとても豊かです。最後はすごくテンポを上げました。金管を咆哮させることもなくあっさりと水彩画のような演奏でした。, ★★★☆
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