2019/09/27 06:05 ウェザーニュース. 火山情報では、全国の活火山の噴火警報や観測情報を掲載しています。気象庁が発表する噴火警戒をレベル別一覧で見ることができます。 いまから5年前の2014年9月27日11時52分、御嶽山 (おんたけさん、長野県・岐阜県)が突然噴火しました。. 日本の活火山に関する位置情報や噴火警戒レベルを示します。地図やリストから火山を選択すると、火山噴火・爆発情報および火山周辺の風向・風速情報と気象情報を提供するページに移ります。 地震帯が阿蘇カルデラを南西から北東に横切っているため、阿蘇が噴火するのではないかと心配する人もいるようだ。じっさい、この原稿を執筆中の16日9時に阿蘇が噴火したと気象庁が発表した。ただし、中岳中央火口からいつも出ている白煙に火山灰が少し混じって灰色になった程度で、めざましいことが起こったわけでは、まだない。地震が頻発して人々が阿蘇に注目したからこそ、気象庁が噴火を認定した気配が濃厚だ。多分にバイアスがかかっている。, だれも見た人はいないが、火山の地下にはマグマだまりがあると考えられている。マグマは、岩石が高温のためにドロドロに融けた状態のものを言う。マグマはふつう地下でじっとしているが、ときどき地表に顔を出す。これが噴火だ。, 地下から大量のマグマが地表に噴き出すと、マグマだまりの天井が支えを失って下に落ち込む。地表には大きな窪地が残される。これをカルデラという。, カルデラの中には、しばしば水がたまって大きな湖ができる。北海道の屈斜路湖、支笏湖、洞爺湖、それから東北の十和田湖などがそれだ。カルデラの直径はどれも10キロ~20キロほど。天井が陥没するためには、それくらい大きなマグマだまりが必要らしい。. 2015年4月30日 閲覧。 日本の火山とマグマ 火山. 2015年5月1日 閲覧。 “ 普賢さんとわたしたち【教師用資料】 ”. 3月30日: 霧島山(大幡池) の噴火警戒レベルの運用を開始しました。. 日本の地質を知るページ トップへ. 日本では過去1万年間に噴火した火山、および現在も地熱活動の活発な火山を活火山としています。 国際的にも、おおよそ過去1万年間に噴火した火山を活火山と認識する傾向になってきてい … 3月26日: 浅間山の火山ガス観測結果(令和3年3月22日、24日、25日実施) 及び 三宅島の火山ガス観測結果(令和3年3月23日実施) を掲載しました。. 日本で今後100年以内に破局噴火が発生する確率は1%と言われています。 日本では破局噴火(VEI6.5以上)が 6700年に1度 のペースで発生しているのですが、最後の破局噴火からすでに 7300年が経過 して … 内閣府 (1977年). 噴火年月日 火山名 犠牲者(人) 備考; 1721(享保6)年6月22日: 浅間山: 15: 噴石による: 1741(寛 … 推定マグニチュード7・3を観測した熊本地震の震源に近い阿蘇山で16日、小規模な噴火が起きた。気象庁は一連の地震との関係に否定的な見解を示したが、火山の専門家は9万年ぶりの「破局噴火」への警戒を呼び掛ける。列島最大規模の巨大噴火の実績を持つ阿蘇山。ついにその時が来るのか。, 群馬大学教育学部教授。1956年千葉県生まれ、東京大学大学院理学系研究科修了(地質学)、理学博士。1995年にホームページを開設。火山噴火危機時におけるインターネット活用に関心を持ち、岩手山1998年異常、有珠岳2000年噴火、三宅島2000年噴火、浅間山2004年噴火、霧島山2011年噴火で実践を積んだ。当初はメーリングリスト・ホームページ・電子掲示板を利用していたが、いまはツイッターとブログを主に利用して情報発信している。. 3月26日:【報道発表資料】 十勝岳、樽前山、倶多楽及び北海道駒ヶ岳の噴火警戒レベルの判定基準の公表 を行いました。. 気象庁は一連の地震との関係に否定的な見解を示したが、火山の専門家は9万年ぶりの「破局噴火」への警戒を呼び掛ける。 列島最大規模の巨大噴火の実績を持つ阿蘇山。 「宝永噴火」と火山学者が呼ぶもので、近い将来に同じ規模の噴火が起きた場合、首都圏が大混乱に陥る。 2~10cmの火山灰が降り積もると予想されているが、もしレールの上に火山灰が0.5mm積もると鉄道は運行できない。 日本列島には数多くの火山があります。これらは時々噴火を起こし、災害をもたらします。一方で、温泉や地熱などを資源をもたらしますし、美しい風景や登山コースとして観光地にもなります。 日本で有名な活火山(かつかざん)をどれくらい知っていますか。関東地方の浅間山(あさまやま)、九州地方の阿蘇山(あそさん)、桜島(さくらじま)などは学校で習うと思います。, 地球上で地震(じしん)が起きやすい地域(ちいき)と火山がある地域(ちいき)は似ています。そもそも活火山(かつかざん)とはどういう火山でしょうか。世界に活火山(かつかざん)はどれくらいあって、日本にはどれくらいあるのでしょうか。火山は噴火(ふんか)するとおそろしいですが、生活のすぐ近くに火山がある人々もいます。一方で温泉などの火山のめぐみもあります。火山について知ってみましょう。, 気象庁(きしょうちょう)によると、「活火山(かつかざん)」とは、およそ過去1万年以内に噴火(ふんか)した火山や現在も活発な活動のある火山をいいます。いま活発にけむりをあげている火山はもちろん「活火山(かつかざん)」ですが、過去の長い間活動がなくとも将来(しょうらい)に噴火(ふんか)の可能性がある火山も「活火山(かつかざん)」です。, 日本では全国で活火山(かつかざん)が108山あり、世界の活火山(かつかざん)の7%を占(し)めています。, ところで、昔は、「活火山(かっかざん)」のほかに、「休火山(きゅうかざん)」や「死火山(しかざん)」という分類がありました。いまは活動していないが過去に活動した記録が残っている火山を「休火山(きゅうかざん)」、過去の活動記録がない火山を「死火山(しかざん)」と分類していました。, しかし、火山の年代をはかる技術が進歩して、火山の過去の活動がくわしくわかるようになると、過去の活動記録だけで将来(しょうらい)の噴火(ふんか)の可能性を判断することは難(むずか)しいということがわかりました。そこで、いまでは「休火山(きゅうかざん)」や「死火山(しかざん)」いう分類はしていません。, 世界で発生している地震(じしん)の分布(左)と世界の主な火山の分布(右)を比べてみましょう。よく似ていることがわかります。, 地球の表面近くでは、「プレート」という、厚さ数10kmから100kmの岩盤(がんばん)のようなかたまりでできています。地球の表面には大きく14〜15枚のプレートがあり、1年間に数cmという速さで移動しています。2つのプレートがぶつかる境目(さかいめ)では、一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈みこんだりしています。, このプレートどうしの摩擦(まさつ)が原因で地震(じしん)が起こります。また、プレートどうしの摩擦(まさつ)の結果、岩石がドロドロに溶(と)けてマグマとなって火山から地表に吹(ふ)き出すのです。, 日本で起こる地震(じしん)の発生や火山の噴火(ふんか)は、こうしたプレートの動きと関係があります。日本列島は、「ユーラシアプレート」と「北米(ほくべい)プレート」の上に乗っていますが、東の海から「太平洋プレート」が西向きに移動してきてぶつかり、「日本海溝(かいこう)」などで地下にもぐりこみます。また、南の海からは「フィリピン海プレート」が北向きに移動してきてぶつかり、「南海トラフ」で地下にもぐりこみます。, このため、「日本海溝(かいこう)」や「南海トラフ」と平行して「火山フロント」と呼(よ)ばれる火山の列があらわれます。これが北海道や本州、九州の山脈、小笠原(おがさわら)諸島(しょとう)などの火山帯(かざんたい)です。, さて、日本付近のプレートの図をよく見てください。ユーラシアプレート、北米(ほくべい)プレート、フィリピン海プレートの3つのプレートがぶつかるところのすぐ近く、火山フロントの交点になるところには何があるでしょうか。そう、日本一高い山、富士山です。, 江戸時代中期、1783年の浅間山(あさまやま)の噴火(ふんか)では、火砕流(かさいりゅう)・溶岩流(ようがんりゅう)・火山(かざん)泥流(でいりゅう)が発生し、土砂(どしゃ)が吾妻(あがつま)川(がわ)をせき止めました。その後、この土砂(どしゃ)が決壊(けっかい)し、増水した吾妻(あがつま)川(がわ)は泥流(でいりゅう)となって大洪水(こうずい)を引き起こしました。増水した水は合流する利根川(とねがわ)にも流れこみ、現在の前橋市あたりまで被害(ひがい)が広がりました。この噴火(ふんか)で1151人の犠牲者(ぎせいしゃ)がでたと記録されています。, 鹿児島県(かごしまけん)の桜島(さくらじま)は、いまも噴煙(ふんえん)を上げ続けています。名前のとおり、かつては鹿児島(かごしま)湾(わん)に浮かぶ火山島でした。1914年(大正3年)の噴火(ふんか)により大隅(おおすみ)半島(はんとう)と陸続きとなったのです。, 最近では、2000年(平成12年)に三宅(みやけ)島(じま)が噴火(ふんか)し、島民が全員、島から避難しました。, 2008年(平成20年)年7月の北海道洞爺(とうや)湖(こ)サミットの会場となった洞爺(とうや)湖(こ)付近にある有珠山(うすざん)は、約30年に1度のペースで噴火(ふんか)し、噴火(ふんか)の前ぶれとして地震(じしん)が多発するという特徴(とくちょう)があります。2000年(平成12年)3月に有珠山(うすざん)が噴火(ふんか)したときには、過去と同じように前ぶれとして地震(じしん)が多発したので、地元に住む人々は有珠山(うすざん)の噴火(ふんか)が近づいていることを知って、いち早く避難することができました。, 有珠山(うすざん)の近くに住む人々は、もし噴火(ふんか)が起こったときにどうしたらよいか考えていて、危険(きけん)地帯(ちたい)を表した地図(ハザードマップ)を作ったり、子供たちに噴火(ふんか)について学校で教えるなどしていました。噴火(ふんか)の被害(ひがい)から立ち直った洞爺(とうや)湖(こ)の人々は、火山のおそろしさも忘れないようにしながら、火山のことを勉強することができるまちづくりを行っています。, 火山はすき間(ま)の多い溶岩(ようがん)でできているので、降(ふ)った雨はすぐに地面にしみこんでしまいます。しみこんだ水は地下水となって山のふもとへ流れていき、溶岩(ようがん)の切れ目からわき水となって地上に出てきます。火山のわき水は豊富でかれることがありません。また、長い年月、地下を旅してきたので、きれいでおいしい名水として有名なものも多くあります。, 火山活動によって川がせき止められたり、地面が陥没(かんぼつ)したところ(「カルデラ」と言います)に水がたまって湖ができることがあります。栃木県(とちぎけん)の中禅寺(ちゅうぜんじ)湖(こ)は、男体山(なんたいさん)という火山が噴火(ふんか)して川をせき止めてできた湖です。北海道の洞爺(とうや)湖(こ)や神奈川県(かながわけん)の芦(あし)ノ湖(こ)は地面が陥没(かんぼつ)したカルデラに水がたまってできた湖です。, 火山のまわりにはたいてい温泉もあります。また、火山の熱水(ねっすい)や蒸気(じょうき)をつかって電気を起こすことができます。「地熱(ちねつ)発電」といいます。日本の地熱(ちねつ)発電所は、東北地方や九州地方の火山帯に多く立地しています。, 火山が噴(ふ)き出したものもめぐみとなります。火山(かざん)灰(ばい)でできた土は水はけが良いという特徴(とくちょう)がありますから、水はけが良い土地を好む農作物を作るのには好都合です。また、軽石を噴(ふ)き出した火山もあります。軽石はざらざらしているので、お風呂で使うと気持ちがよいです。金、銀、銅、亜鉛(あえん)、スズなどの鉱物(こうぶつ)資源(しげん)も地球の内部から運ばれてきます。. その「火山ができる場所」に日本は存在しているため、我々は火山と上手くつきあっていかなければなりません。 それには、「火山はどこにできるのか、どうして噴火するのか」ということを知る必要があるのではないでしょうか。 登山者等、火山の周辺に立ち入る人々に対して、噴火の発生を知らせる情報です。 降灰予報 ( 情報の解説 ) 一定規模以上の噴火が発生した場合に発表し、噴火発生から概ね6時間後までに火山灰が降ると予想される地域をお知らせします(pdf形式)。 栃木県 (とちぎけん) の 中禅寺 (ちゅうぜんじ) 湖 (こ) は、 男体山 (なんたいさん) という火山が 噴火 (ふんか) して川をせき止めてできた湖です。 秋の行楽時期の土曜日、登山客が頂上に集中する昼どきだったため火口付近に居合わせた58名が死亡し、いまだに5名が行方不明です。. 日本全国の活火山マップと噴火警戒レベル一覧. 桜島火山は姶良カルデラの南縁付近に位置しており,このカルデラの2.9万年前の巨大噴火の3千年ほど後に誕生した 。 日本の火山の中では比較的新しい火山である。桜島火山は有史以来頻繁に繰り返してきた。噴火の記録も多く、現在もなお活発な活動を続けている。 2014年の御嶽山噴火(2014ねんのおんたけさんふんか)は、2014年(平成26年)9月27日11時52分(日本時間) に発生した、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(標高3,067メートル)の火山噴火である 。噴火警戒レベル1(平常 )の段階で噴火したため、火口付近に居合わせた登山者ら58名が死亡した、日本における戦後最悪の火山災害である 。 日本の火山・最新事情. Copyright © 2021 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved. 戦後最悪の火山災害はなぜ防げなかったのでしょうか。. 2015年5月1日 閲覧。 “197701:1977年(昭和52年) 有珠山噴火”. 世界各地で火山が次々と噴火。これらの動きは日本でも、桜島や阿蘇、諏訪之瀬島など次々噴火。活発的な火山活動が各地で起きています。 そんななか、今年3月、富士山噴火の被害を想定したハザードマップが、17年ぶりに改定。これまでの想定をはるかに超える可能性が指摘されています。 “過去20年に大きな被害を出した火山噴火一覧”. 国土交通省 (2001年3月). afp (2014年9月29日). 古い火山体である西部の番屋ケ峰と現在まで活動を続けている島の中央部から東部を構成する新岳・古岳・野池山などの火山体からなる。 最近の1万年間の噴火は古岳・新岳で発生している。 世界各地で火山が次々と噴火。これらの動きは日本でも、桜島や阿蘇、諏訪之瀬島など次々噴火。活発的な火山活動が各地で起きています。 そんななか、今年3月、富士山噴火の被害を想定したハザードマップが、17年ぶりに改定。